2012年11月17日(土)武蔵野美術大学1号館1号室にて、見世物学会第14回総会および記念講演が開催されました。総会前半は寺山修司夫人、九條今日子氏と見世物学会会長田之倉稔氏の対談、後半は(株)ワールド・オートバイサーカス代表藤田昭範氏、元吉本オートバイサーカス坂本健二氏、飴細工師で見世物学会総務の坂入尚文氏の座談会で、見世物の魅力に迫りました。当日は学会員とあわせ、武蔵野美術大学の大学生さんや見世物愛好者など外部からも沢山の来場者があり、270人教室満員の大盛況の中、幕を閉じました。(見世物学会東京事務局 門伝仁志)
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1999年に第1回総会を開催し、見世物学会は活動を始めました。
準備のイベント等を含めてこれまでに行ってきた様々な活動を紹介します。
■1998年設立計画始動!
学者と見世物屋が幾度と会見を重ね、産学協同の学会の設立を模索する
■1999年5月29、30日 学会設立準備会in新宿西向天神社
『見世物 世紀末大放談』
■1999年11月7日 第1回総会
『文化の仮設性について』山口昌夫、坂入尚文
■2000年11月19日 第1回総会 in 飛田新地・飛田会館(大阪)
『大阪と大衆娯楽 盛り場・寄席・見世物芸』講師;竹村民郎
【特別対談】『見世物 旅と芸』
坂本健二(元 吉本オートバイサーカス)
斉藤宗雄(元 小政興行)
□『見世物』見世物学会・学会誌創刊号・刊行
見世物学会・学会誌編集委員会 (2001/5)
■2001年11月11日 第3回総会 in 東医健保会館(東京千駄ヶ谷)
『油絵は見世物だった』講師;青木茂
■2002年11月5日 第4回総会 in 東京・紀伊国屋ホール(東京新宿)
【大放談】『いかがわしく輝く見世物-見世物師たちの嘘と実』康芳夫/斉藤宗雄/西村太吉
【特別対談】『見世物へのまなざし』小沢昭一/山口昌男
■2003年11月27日 第5回総会 in 池尻大橋・東山住区センター会館
『歌舞伎・見世物・演劇』和田修/田之倉稔
□『見世物』見世物学会・学会誌2号・刊行
見世物学会・学会誌編集委員会 (2003/12)
■2004年11月14日 第6回総会 in ぱるるプラザ京都
『見世物小屋の過去、現在、展望』
大野裕子(大寅興行社)、藤平松太郎(藤平興行社)、安田春子(安田里美興行社)
□『見世物』見世物学会・学会誌3号・刊行
新宿書房/見世物学会・学会誌編集委員会 (2005/6)
■2005年11月26日 第7回総会 in 大須演芸場
第一部『江戸名古屋の見世物』講師;関山和夫
第二部『大須演芸場とロック歌舞伎・大須オペラ』講師;岩田信市/足立秀夫
■2006年11月11日 第8回総会 in 麻布十番温泉
『アジアをまたぐ露天という見世物』講師;岩谷彩子
【座談会】『見世物小屋の現状』
■2007年11月7日 第9回総会 in 横浜野毛・叶家
第一部『見世物の消息-山口百恵は菩薩である』講師;平岡正明/与那原恵
第二部『いかがわしい「野毛」と大道芸祭』講師;福田豊
□『見世物』見世物学会・学会誌4号・刊行
新宿書房/見世物学会・学会誌編集委員会 (2007/11)
■2008年11月15日 第10回総会 in 京都・島原大門近く旧揚屋・井筒屋
『欧米・十四世紀葬儀人形から現代蝋人形への系譜』 講師;川井ゆう
■2009年11月28日 第11回総会in湯島聖堂・斯文会館講堂
『妖怪文化の脈動』 講師;湯本豪一
■2010年11月28日(日)第12回総会/早稲田大学小野記念講堂、
特別講演『説教節』 講師;説経節政太夫
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■2011年11月19日(土)第13回総会/東京芸術大学美術学部 第一講義室、
特別講演『生人形の棲息領域とその後』
講師;南嶌 宏 氏 元熊本市現代美術館館長・女子美術大学教授
放談会『見世物の棲息領域』
青木 茂、秋山祐徳太子、佐藤一郎、南嶌 宏、田之倉稔、西村太吉、坂入尚文
■2012年11月17日(土)第14回総会/武蔵野美術大学1号館103教室(第一講義室)、
特別講演『天井桟敷と見世物の復権』
九條今日子(テラヤマワールド)、笹目浩之(ポスターハリスカンパニー)
放談会『見世物小屋のゆくえ』
藤田昭範((株)ワールドオートバイサーカス代表)、坂本健二(元吉本オートバイサーカス)
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