見世物学会は、嗅覚に優れた見世物マニヤと話がしたい。見世物学会の理事であった故・種村季弘は、「狼煙 (のろし)」という言葉を用いて、ここに集ってきた者たちの縁を表した。この学会は、狼煙の元に集った者達の学会である。
かつてはお祭りの縁日でよく見かけた『見世物小屋』は、最近ではちょっと珍しい光景になりました。『見世物』は、歌舞伎をはじめとするさまざまな日本のエンタテインメントのルーツの一つでもあるとされ、“芸術になってやらぬ芸能”として原初のスタイルを頑に守りつづけてきました。見世物学会は、日本にわずかに残る見世物興行社などの“見世物屋”と、見世物をこよなく愛し研究する人たちが集い、『見世物』の魅力を確認し、その周辺の日本の文化とのつながりを探ろうとする試みです。
会長 田之倉 稔
理事長 西村 太吉
顧問 小沢昭一
(*2012年12月10日逝去)
坂田春夫
参与 康 芳夫
理事 秋山祐徳太子
鵜飼正樹
橋爪紳也
安田春子
山口昌男
(*2013年3月10日逝去)
評議委員 大野裕子
上島敏昭
坂入尚文
高山 宏
田中優子
内藤正敏
中沢新一
松岡正剛
和田 修
事務局 細田秀明